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理事長・院長あいさつ

理事長あいさつ

陽春の候 皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご支援・ご鞭撻を賜り、誠に有難うございます。厚く御礼申し上げます。

 県内での新型コロナウイルス感染症発生から早5年余りが過ぎ、幸いにも昨夏以降は大きな流行もなく経過していますが、コロナ禍を経て患者の受療行動がかなり変化しています。予想より速いスピードでの人口減少と人口構造の変化(少子高齢化と生産年齢人口減少傾向の更なる進行)、高齢化に伴う疾病構造の変化(複合ニーズを持った高齢患者の増加)、医療・介護に係る保険給付費用の伸びと現役世代の社会保険料負担の増加、医療福祉分野への就業者の減少など、医療を取り巻く状況は大きく変化しています。また、昨年4月の医師の働き方改革やますます厳しくなった6月の診療報酬改定への対応、さらには第8次医療計画や2040年を見据えた新たな地域医療構想の実現に向けた取り組み、などの課題が山積していますが、患者数の減少に加えて有為な人材確保の困難さ、人件費プラス物価の高騰、診療材料費、委託費および水道光熱費などの経費増加、などによる病院の経営状況の悪化が懸念されており、危機的状況にあると言っても過言ではありません。一方で、病院の機能分化や役割分担、病院と診療所や施設あるいは病院間の連携体制の構築が叫ばれています。そのような中で、自院の立ち位置と果たすべき役割を改めてしっかり把握・認識した上で、「地域に必要とされる病院」「地域で生き抜ける病院」を目指して展開することが求められています。

当院ではこの春、井上秀樹腎臓内科部長、吉田知栄子総合診療科部長/呼吸器内科部長などの医師10名を含む38名が新たな戦力として加わりました。本年度も顔の見える医療連携の促進と質の高い医療を通じて、「地域に愛され、親しまれる、地域に密着した病院」を目指してがんばる覚悟です。各診療科は勿論、腫瘍内科、腫瘍精神科、緩和ケアチーム、がんリハ、栄養チームなどが一体となって「熊本県指定がん診療拠点病院」としての役割を果たすことを含めた専門性を持った医療の提供とともに、地域に根差した総合医療の提供に引き続き努めて参ります。
本年度も何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年4月 理事長 藤山 重俊

院長あいさつ

新年度を迎えまして、皆様益々ご健勝の事と存じます。昨年度は、医師の働き方改革初年度で夜間救急体制がどうなる事かと心配しましたが、熊本では新型コロナ、インフルエンザ流行期以外では救急医療に大きな負担をかけたり医療の遅滞を招くことなく無事に体制を維持することが出来たのではないかと感じています。しかし、昨年6月からの診療報酬改定は急性期病院に対して厳しいものとなっており、かつ、物価の高騰、人件費の上昇なども相まって、全国的にも急性期病院の経営は厳しさを増しています。当院においても、高齢化の影響でがん医療に関して急性期での積極的な治療ニーズが徐々に減少傾向にあり、また少子化で職員、特に看護師の十分な確保が年々厳しい状況となっており、新年度に向けては新たな対策の必要性に迫られています。

 そこで新年度からの診療体制の変更について説明させていただきます。がん治療を行っていく上で必須であった肺合併症の診療についてこれまでは呼吸器内科常勤医不在のため他の病院へお願いすることが多かったのですが、4月からは新しく呼吸器内科部長が就任し、当院での対応が可能となります。また、高齢者の誤嚥性肺炎などによる救急入院が増えてくる中、これまで感染症には主には総合診療科で対応していましたが、呼吸器内科部長が総合診療科も兼任しますので、高齢者疾患の診療の幅が広がります。当院にはリウマチ・膠原病内科、血液内科もありますので、これまで以上に不明熱などの感染症の診療の充実が図られると期待しています。がん診療に関しましては、昨年度から腫瘍内科を新設し、さらに本年1月からは2名体制となり各種癌の治療に手厚い対応ができるようになりました。これまでは乳腺外科や消化器外科が手術も化学療法も担ってきましたが、今後はかなりの部分で腫瘍内科が外来化学療法を担いますので、診療のレベルがさらに上がることと思われます。人手不足で悩ましい看護師採用に関しましても、今年度は看護部の頑張りで急性期病院として必要な看護師を確保することができました。

 当院は、今後もがん治療・高齢者救急を中心とした地域医療の継続を目指し、地域に必要とされる病院として頑張っていく所存です。今後とも、これまで以上に当院との密な病診連携を何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年4月 院長 鈴島 仁

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