○医療機関からのコメント 2014年診断症例として244件のがん登録を行った。登録数は昨年より23件増加した。 【当院の特徴】 2014年データではこれまで通り、悪性血液疾患が92例(37.7%)と多く、肝がん42例(17.2%)、皮膚がん42例(17.2%)と合わせて全体のほぼ7割を占めている。その他は大腸がん19例(7.8%)、胃がん16例(6.6%)の順に多かった。5大がんについてはほぼ自施設で診断から治療まで施行されている。 【患者の年齢層】 登録患者の平均年齢は72.5歳(男性73.6歳、女性71.1歳)。男女比は1.2:1と男性がやや多い傾向にあった。主な内訳は悪性血液疾患が74.3歳、肝がん68.5歳、皮膚がん75.6歳、胃がん75.6歳、大腸がん74.5歳であった。 【患者の医療圏】 患者住所は、半数以上(56.1%)が熊本市内だったが、その他にも天草11.5%、菊池11.1%、阿蘇5.3%、などの医療圏からの紹介が多い。昨年との比較では上益城からの紹介が減少したのに比べ、天草からの紹介が増加した。 【部位別臨床ステージと治療内容】 最も多い造血器腫瘍に対してはほぼ全例に化学療法が施行されており、自己血末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法も施行されている。胃がんは早期がんが多く内視鏡的切除が62.3%と多かった。大腸がんでは19例中14例に外科的あるいは腹腔鏡下での手術が施行されている。肝臓がんについては他院で治療後の後治療目的ににて紹介になる場合が多いため手術症例が少なくTACEなどを含む化学療法を施行した症例が多くなっていた。 ①患者住所医療圏別登録の状況(2014年診断症例) ②診断時年齢分布と平均年齢の推移 ③性別主要部位別件数と平均年齢(2014年診断症例) ④性別年代別登録内訳(2014年診断症例) ⑤診断年別主要部位別登録件数 ⑥主要部位別治療の内訳(2014年診断症例) こちらもご覧ください。 セカンドオピニオン 診断書文書料金表 診療科・部門一覧 診療科ニュース
2014年診断症例として244件のがん登録を行った。登録数は昨年より23件増加した。
【当院の特徴】
2014年データではこれまで通り、悪性血液疾患が92例(37.7%)と多く、肝がん42例(17.2%)、皮膚がん42例(17.2%)と合わせて全体のほぼ7割を占めている。その他は大腸がん19例(7.8%)、胃がん16例(6.6%)の順に多かった。5大がんについてはほぼ自施設で診断から治療まで施行されている。
【患者の年齢層】
登録患者の平均年齢は72.5歳(男性73.6歳、女性71.1歳)。男女比は1.2:1と男性がやや多い傾向にあった。主な内訳は悪性血液疾患が74.3歳、肝がん68.5歳、皮膚がん75.6歳、胃がん75.6歳、大腸がん74.5歳であった。
【患者の医療圏】
患者住所は、半数以上(56.1%)が熊本市内だったが、その他にも天草11.5%、菊池11.1%、阿蘇5.3%、などの医療圏からの紹介が多い。昨年との比較では上益城からの紹介が減少したのに比べ、天草からの紹介が増加した。
【部位別臨床ステージと治療内容】
最も多い造血器腫瘍に対してはほぼ全例に化学療法が施行されており、自己血末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法も施行されている。胃がんは早期がんが多く内視鏡的切除が62.3%と多かった。大腸がんでは19例中14例に外科的あるいは腹腔鏡下での手術が施行されている。肝臓がんについては他院で治療後の後治療目的ににて紹介になる場合が多いため手術症例が少なくTACEなどを含む化学療法を施行した症例が多くなっていた。