地域包括ケア病棟
地域包括ケア病棟とは、手術や検査が終了した後、すぐに在宅や施設へ移行するには不安のある患者さんに対してしばらくの間入院療養を継続し、在宅復帰に向けての『準備を整える』ための病棟です。
ご自宅等への退院準備をしっかり整え、安心して地域へお戻りいただけるようお手伝いすることを目的としています。
在宅復帰支援計画に基づき、主治医をはじめ看護師、リハビリテーションスタッフ、医療ソーシャルワーカーが協力し、効率的に患者さんの在宅復帰に向けた準備、相談を行っていきます。
緩和ケア病棟
悪性腫瘍(がんなど)の患者さんで、手術や化学療法・放射線療法など、がんに対する治療が終了された方、又は困難な方、治療を希望されない方が対象の病棟です。
入院・退院に関しては、可能な限り患者さんとご家族のご希望に添えるようお手伝いしていきます。
患者さんの生きる力を大切にし、できる限りの援助をいたします。
がんなどに伴う身体的、精神的な苦痛の緩和をいたします。
患者さんやご家族の意向を尊重し、その人らしい生活を送る事ができるように、住み慣れた環境へ戻る事ができるように、家族に対して心の安らぎが得られるよう支援します。
クリーンルーム(無菌治療室)
4階東病棟に、クリーンルーム(無菌治療室)を8床備えています。クリーンルームは、治療により白血球数が減少し抵抗力が低下すると考えられる患者さんに入って頂く病室です。白血球数が減少すると、人や空気などを介して細菌、真菌(カビ類)、ウイルスなどの病原体に感染しやすく、また感染した場合重症になることがあります。クリーンルームでは細菌や真菌をろ過したきれいな空気が流れます。