血液内科

実績

・平成27年度のがん診療実績
外来:がん患者延べ数 3895名、実数537名
入院:がん患者延べ数  558名、実数203名

診療実績図1 1996年8月より2015年8月までに当院に入院したATLL、ホジキンリンパ腫を除く非ホジキンリンパ腫症例483症例について解析

診療実績図2 1996年8月より2015年8月までに当院に入院したATLL、ホジキンリンパ腫を除く非ホジキンリンパ腫症例483症例の生存曲線

特色・方針・目標

血液悪性腫瘍に対しての治療は基本的には抗がん剤を中心とした化学療法を行います。とくに急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病は大量の抗がん剤を多剤併用で使用します。その結果、非常に強い骨髄抑制状態に陥り感染症をおこしやすくなりますので無菌室(個室8床)での治療を基本としています。
また悪性リンパ腫については、亜型まで含めると約130種類ほどあり、種類によって予後や治療が変わってくるため、まずは正確な病理診断が必要と考えています。当院はML Netを通じて久留米大学の血液病理と場合によっては臨床情報などを直接やり取りしながら正確な診断ができるように心がけ治療方針を決定しています。
多発性骨髄腫に関しては最近次々と新規薬剤が登場してきており、治療選択肢が増えてきています。患者さんの状態、合併症など総合的に考えて適切な治療ができるように心がけています。